腰痛の症状や原因とは?痛みを和らげる方法や予防方法を解説
腰痛
腰痛とは?
腰痛には種類があります。
①急性腰痛(ぎっくり腰)
②慢性腰痛
③背骨に疾患(病気)が潜んでいる腰痛
④心因性腰痛です
①、②は腰周辺の筋肉の異常緊張や損傷、背骨の関節の軟部組織(靭帯、椎間板)などの影響がみられます。
③は医療機関に判断を仰ぐべき状態です。
④は原因の特定がむずかしいケースです。
例えば、過去のぎっくり腰を引きずっていても痛みが出ます。
具体的に痛めた原因もなく、精密検査で特段の異常が見受けられない、不明瞭な症状の方に多い傾向があります。
当院の患者さんでは、ほとんどの方が①、②です。
経過をみていく中で、症状変化に応じて医療機関を紹介し、レントゲン、MRIで問題が発見されることもあります。
腰痛になってしまう主な原因と
メカニズム
腰痛の原因には、生活習慣と身体の変化が大きく関係します。
悪い生活動作や姿勢、食生活、睡眠リズム、ストレスや運動不足、出産、スポーツでの負荷などが積み重なって身体に悪影響を及ぼし、体重増加、筋力低下、ゆがみや体型の変化、代謝機能低下に繋がり、腰部周辺の筋肉、関節、椎間板、坐骨神経に負担をかけ続けた結果が、いまの腰痛となっています。
また、ゴールデンエイジと呼ばれる、9~12歳頃の成長段階が、もっとも運動神経が発達し、姿勢や体幹を支えるインナーマッスルも発達します。
その間にスポーツや勉強で悪い癖(姿勢)がついてしまうと大人になって必ず影響しますので、早い段階から良い習慣を身につけることが大切です。
腰痛の痛みと主な症状
腰痛の中でも、よく耳にするのが、「ぎっくり腰」です。
ズキズキとした筋肉が引っ張られるような痛みがあったり、寝返りや立ち上がりがつらく、歩行困難や腰が抜ける感覚があったり、患者さんによって感覚は様々です。
ぎっくり腰の背景には、腰の筋肉がつっている状態、肉離れを起こしていたり、背骨の関節を痛めているケースもあります。
腰椎椎間板ヘルニアを招きかねない前駆症状、背骨に潜んでいる腫瘍、内科疾患の影響で痛みが起きている場合は大変危険です。
慢性腰痛は、長時間座っていたり、立ち続けていると腰のハリ、重だるさ、起床のたびに腰が痛むと言った症状が出ます。
発見が遅れて処置・対処が大きくなる前の検査が大切です。
腰痛の対処法と注意点
ぎっくり腰のような強い痛みに耐えている間、呼吸は早く浅くなります。
筋肉に供給される酸素が不足すると、炎症物質、発痛因子が増加して痛みが悪化しますので、痛いなかでも呼吸を整える意識が大切です。
十分な水分補給も痛みの抑制に繋がります。
膝を軽く曲げて横向きで寝るなど、少しでも楽な姿勢をみつけて身体を休めましょう。
ズキズキとした痛みがある箇所は保冷剤などをタオルに包んで、5~10分ほどのアイシングを行ってください。
一人暮らしの方は、ぎっくり腰になって身動きが取れず、水分も栄養を摂取できずに救急車を要請した事例もあるそうです。
症状が重症化する前に、腰の痛みは、当院など専門家にご相談いただくのが一番です。
腰痛の施術法、即効性のある対処法
腰痛の対処法は、急性腰痛(ぎっくり腰)と慢性腰痛によって異なります。
ぎっくり腰であっても筋肉が損傷している、腰の関節を痛めている度合いによっても施術法は違います。
当院では、はじめに腰がどのような状態であるか検査を徹底しています。
丁寧なカウンセリング、検査により、いつから腰に負荷をかけていたのか?
どのような負荷がかかっていたのか?
そして、患部がどのような現状なのかを見極めた上で、最善と思われる施術法を選択しています。
ゴットハンドの医療家ではありませんので、一度で即効性のある施術はむずかしいですが、当院では、特殊電気療法(ハイボルト療法)、骨格矯正など、経過に合わせた計画的な施術をご提供しています。
整体が向いている腰痛
長く立っていたり、座っていると腰が痛む、重だるさやハリが続く慢性腰痛。
ぎっくり腰を繰り返えしている方に整体は向いています。
当院では、いま抱えているつらさを解消する整体、ぎっくり腰を再発させないための整体を行っています。
長らく同じ症状でお悩みの方には、症状を悪化させている原因があります。
その症状を見極め、改善しなければ症状の改善は見込めません。
また、骨格を動かし支えているのは筋肉です。
筋肉のエネルギーとなる酸素や栄養は、血管を通って運ばれています。
脳からの神経伝達に滞りがあれば痛みの原因となります。
当院の施術は、筋肉、神経、血管へのストレスを緩めて正常な循環に戻し、骨の位置、関節の機能を整え、健康な状態へ導きます。
腰に違和感を覚えている方には早めの検査がおすすめです。
腰痛に関するQ&A
Q. 腰痛によく効くストレッチ方法は何ですか?
A. 緊張した筋肉をほぐすストレッチが有効的です。
筋肉の緊張が和らぎ、可動域が広がり、腰椎への負担を軽減できます。
「腸腰筋のストレッチ」や「脊柱起立筋のストレッチ」がおすすめです。
Q. 腰痛の原因は何ですか?
A. 腰痛の原因は様々ですが、最も一般的な原因としては、筋肉や靭帯の緊張、椎間板ヘルニア・坐骨神経痛・脊柱管狭窄症などが考えられます。
まず、身体の状態を確認し、根本原因を見極め、症状改善を図りますので、ぜひ一度ご来院ください。
Q. 腰痛になったのですがお風呂は入れますか?
A. 38~40度のぬるめのお湯をいれ、みぞおちぐらいまで浸かるようにしましょう。
おすすめの入浴時間は、20~30分程度です。
Q. 腰痛の改善には腹筋を鍛えればいいと聞いたのですが、本当ですか?
A. 改善の効果は期待できます。
腹筋が低下することで、姿勢不良になり、腰痛の原因になりえることがあります。
腹筋を鍛えることで、正しい姿勢になり、脊柱や関節への負荷を均等に分散し、腰部の安定性を向上させることができます。
Q. ぎっくり腰を再発しないためにはどのようなことに気をつけて生活すればよいですか?
A. 「座り続ける時間を減らす」「お風呂で身体を温める」「普段から運動を行う」を意識して生活しましょう。
Q. 腰痛の施術を受けるときどのような服装で行けばよいですか?
A. 動きやすい服装でお越しいただければと思います。